~継承への経緯 ; 縁と絆~

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~継承への経緯 ; 縁と絆~

  • ( 2019.10.01 )

    私には医療従事者としてのスタート当初から朴先生という存在がそばにありました。先生との出会いがなければ泌尿器科という分野に進むこともなかったかも知れません。

    近畿大学では最終2年の臨床実習中、5~6名の少人数グループを臨床に携わる各診療科目の現場の医師が個別担当し、進路指導など親密により具体的な今後の人生設計を相談できるシステムとなっていました。その際、私の属したグループを担当してくださったのが朴先生でした。

    私は当初、『手術で直接病気を治したい』『外科医になりたい』という昔からの目標もあり、また母が当時の近畿大学第一外科に患者としてお世話になっていたこともあり、迷うことなく消化器外科(一般に言う外科医)を目指しておりました。

    しかし2年間、先生から色々な話を聞かせていただき『手術をするのは一般外科医だけではない』『今後高齢化社会へと進む世の中で泌尿器科医が果たすべき役割は非常に大きい』と熱意ある教えを受け、また私欲を顧みず患者様のために真摯に診療や研究に取り組む朴先生の尊敬すべき医療人の鏡としての姿に大きな感銘を受けました。更に先生からの『一緒に泌尿器科医になろう』と誘っていただいた言葉が心に響き、泌尿器科学教室の門を叩くことになりました。

    しかし私が入局して2年で先生はこの地で開業されることになりました。直接ご指導いただくことは叶わなくなりましたが、一人前の泌尿器科医になれるよう私も懸命に診療に励んでおりました。

    15年の歳月が流れ、私が独立への道を模索している最中、またお声をかけてくださったのは朴先生でした。先生は過疎の村、僻地の医療に携わるべくこの地を離れなければならず、しかし診療所に通って下さっている地域の患者様にご迷惑をお掛けすることはできないと後継者を探しておられました。先生を慕って泌尿器科医になった私に今回継承を依頼していただいたことは、やはり一つの絆を感じます。

    私の人生の二度の分岐点に朴先生が関わっていただくことになりました。先生と出会った縁、遠くから温かく見守ってくださり後進に自らが切り開かれたバトンを繋ぐ絆、先生が地域の方々と診療を通して培われた絆、それを引き継ぐ私と患者様との新たな縁。全てが連なって人は生きているのだと感じます。

    地域の患者様のために、病気やそれに関する悩みを少しでも取り除けるよう手助けを行うことが朴先生から私に与えられた使命であると思っております。

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